ロシアの女子シングルジュニア選手のアレクサンドラ・トゥルソワが、今週行われたロシアの国内大会(ロシアカップファイナルジュニア2018)で2種類の4回転を入れた、男子シングル選手並みの超高難度の構成を披露しました。
今回の記事では、そんなロシア期待のトゥルソワのコーチ情報などのプロフィールや、今回の世界的快挙のジャンプ構成についてまとめたいと思います。
トゥルソワのプロフィール
生年月日は、2004年6月23日の現在13歳。
身長は148センチと小柄で、体重は公開していませんが、とても細いです。得意なのはジャンプの他、女子ではわりと珍しいクリムキンイーグル(宇野昌磨がよくやっている技)もできます。
日本開催のジュニアグランプリファイナルでのキスアンドクライ。編みこみの髪型と笑顔がかわいいですね。ティッシュケースはアニメ『ユーリ!!!on ICE』のキャラクター、マッカチンです。メドベージェワのようにアニメ好きなのでしょうか?
コーチは、上の画像には写っていませんがエテリ・トゥトベリーゼです。エテリコーチは、現在エフゲニア・メドベージェワ、アリーナ・ザギトワ、ポリーナ・ツルスカヤなど優秀な選手達を抱える凄腕コーチです。
教え子をまとめて、エテリ組と呼ぶこともありますね。ちなみに、エテリコーチはアイスダンスをやっている娘さんがいて、その指導もしています。
エテリ組の子達は本当に強豪揃いで、一体どんな指導方法をしているんだろうと気になりますね。
経歴
国際戦ジュニア大会デビューした2017‐2018シーズンは、JGPブリスベン大会・ミンスク大会、そしてジュニアグランプリファイナル全ての大会で優勝しています。
トゥルソワのジャンプ構成
今大会のフリースケーティングのトゥルソワのプロトコル(ジャッジの採点表)がこちら。
ジャンプ構成は、4S、4T、3Lz3Lo、3F1Lo3S、3Lz3F、3T、2A。2種類の4回転を入れ、4回転サルコウは見事成功して認定(加点2.0点)、残念ながら転倒してしまった4回転トゥーループは回転不足判定でした。
この超難関の前半に加え、さらに後半に2回の3回転3回転を入れているところが本当に末恐ろしいですね。
もっと驚きなのは、フリーでこれだけの演技をしても総合2位という結果だったこと。優勝したのは、怪我から復活したアンナ・シェルバコワ。シェルバコワも4回転、しかもコンビネーションジャンプが跳べる選手です。
紀平梨花はトリプルアクセル、ロシア女子はクワド。次世代の選手達にも目が離せませんね。世界ジュニア2018が楽しみです。