村主章枝が「現役を続けるか、続けないか」というタイトルでブログを更新し、浅田真央が全日本フィギュアで12位という結果になり、世界選手権の出場を逃したことについての思いを綴った。
同じフィギュアスケートというスポーツで、世界のトップレベルで戦い、長く現役を続けた村主だからこそ語れる言葉で、とても深いなと感じたので一部紹介したいと思う。
浅田選手が現役復帰する際、新横浜リンク控え室で、長い間、話をした。
私は、続けないことを勧めた。なぜなら、私のように辛い思いをして欲しくなかった。
(中略)風当りは強かったし、色々なことを言われて折れそうになった。
だから、そんな思いをして欲しくなかった。
出典:村主章枝オフィシャルブログ
村主は、浅田真央が復帰するときに話していたこと、引退を勧めていたことを明かしている。
世界トップレベルに立ったことのあるスポーツ選手たちが感じる引き際の難しさや葛藤は、一般の人達には計り知れないものがあるのだろう。
大きな活躍をした選手というのは、ピークに引退しようとすれば「逃げるのか」「勿体ない」と言われ、長く続けて成績が下がれば「老害」「引退しろ」と言われがちだ。世間から叩かれる「そんな思い」をして欲しくないと引退を進めたのも村主の優しさ、浅田への愛情だと思う。
村主の記事は、以下のようなエールで締めくくられている。
良い結果で終わることだけが、素晴らしいのではないと思う。
すべて生き様だと思う。
頑張れ真央ちゃん!!!
出典:村主章枝オフィシャルブログ
「すべて生き様」、これが全てだと思う。良い成績でもそうでなくても、浅田真央がフィギュアスケートを愛し、誠実に前を向いて努力している姿は今も昔も変わらず、それが彼女の生き様なんだと感じた。
コメント
誰よりも現役続行の苦しさを分かっている村主さんだからこそ言えるアドバイスですね。
その言葉に感無量です。「すべて生き様だと思う」真央さんも復帰するに当たって「いい成績で終りたい」と言うより「自分への挑戦であり、限界までやり切りたい」と言う思いが強く、決して”栄光に包まれ惜しまれつつ舞台から降りる”と言う生易しい目標掲げて復帰したのではないこと、今回の結果見てひしひしと理解できました。こんなに強いアスリート魂もったフイギュアスケーターは今後二度と現れないと感じています。
真央さんどうかファンの期待やマスコミの煽りに惑わされず来季は思う存分羽ばたいてください。ひたすら自分の為だけに渾身の演技を貫いてください。 一ファンより
ところで、村上佳菜子の引退は本当なんでしょうか?
本当なら寂しいかぎりです(;_;)
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