グランプリファイナル2017で宇野昌磨らとハイレベルな戦いを繰り広げ、優勝を果たしたアメリカのネイサン・チェンの優勝後のインタビューを読みました。
今回の記事では、そのインタビューで語られている家族や今後、羽生結弦についての想いなどを日本語に翻訳したいと思います。
生い立ち
小さいころから、フィギュアスケートの他にバレエや体操も習っていたことや、父親が科学者であることが知られているネイサン・チェンですが、幼少期に経済的な苦労があったエピソードを明かしています。
「僕の家族は、最初のスケート靴を手に入れるのさえ困難なほど貧しかったです。」
「父親に頼んでスケート用品の製造会社に行って、スケート靴を貰えないか尋ねました。」
平昌オリンピック後の引退は否定
ネイサン・チェンは頭が良く、ハーバード大学などの難関大学に願書を提出した秀才ことも知られており、平昌で引退して医者を目指すのではという声もありましたが、チェンはオリンピック後の進退について以下のように語っています。
「シーズンはオリンピックで終わるわけではないし、僕も引退する予定ではありません。」
「より難しいプログラムを滑るポテンシャルが僕にあるなら、そのポテンシャルを実現する場所を見つけるでしょう。」
羽生結弦について
羽生結弦を脅かすほどの存在となったネイサン・チェンが、羽生について以下のように話しています。
「ユヅルはとても複雑なプログラムをやっているので、技術的な面でも、彼を超えることは素晴らしい功績です。」
「僕らは皆、彼にとても感謝しています。
彼がどのように働き、どのように滑り、フィギュアスケートにどれほど捧げているのか、どんな競技であるべきなのかを見ると、自分自身に新たなモチベーションを見つかるのです。羽生のようになりたい、もっと良くなりたい、前進したい、と。
この点で、羽生は素晴らしいアスリートなのです。」
今年の四大陸選手権のインタビューでも、自分がジュニアだった頃に羽生がフィギュアスケート全てにおけるレベルを押し上げたと述べていて、尊敬しているとこが伝わってきますね。
また、チェンが羽生結弦に勝ったロシア大会については以下のように語っています。
「ほとんどのファンが、ユヅルがどのように勝つのかを見に来ていたことを鋭く感じました。」
「僕の勝利で、多くの人を動揺させることになりました。」
翻訳元(ロシア語) 英語経由で翻訳したため、ニュアンス等が異なる可能性があります。