グランプリシリーズNHK杯2017で優勝を果たした、ロシアのセルゲイ・ボロノフ。
今大会についてのインタビューがロシアのメディアに載っていて、日本で滑ったことについての感想や、怪我で欠場となった羽生結弦への気持ちなどを話していました。
ボロノフの真面目で優しい性格が感じられる内容だったので、翻訳したいと思います。
セルゲイ・ボロノフ
翻訳の前に、少々今回のボロノフについて。
画像はNHK杯でのフリー。前髪下ろした髪型だとさらにイケメンですよね。
出典:ISU Figure Skating twitter
ノーミスの素晴らしいフリーの後の笑顔と、「ありがとう」「疲れた」の日本語が可愛かったです。安藤美姫とニコライ・モロゾフコーチに師事していた時期が被っているので、その時に覚えたのかもしれません。
ちなみに、ボロノフは現在はインナ・ゴンチャレンコに師事していて、過去にはアレクセイ・ウルマノフやエテリ・トゥトベリーゼなどのコーチの元でも滑っていました。
日本について
翻訳元:fsrussia.ru(ロシア語)
「ロシアでさえ、僕個人をここ(日本)でのように受け入れない。日本のパスポートを申請することさえ考えた。」
パスポート(国籍)を取るというのはジョークで言ったにしても、日本を好きでいてくれて嬉しいですね。
「真面目に考えて、ユヅルが怪我で演技が出来なかったにも関わらず、こんなにもたくさんの人々が大会を観に来てくれたことは素晴らしい。会場がほぼ満席のときに滑るのは、いつでも嬉しい。」
海外のフィギュアスケート人気の低い国では、結構空席が目立つ大会もありますもんね。
羽生結弦について
「僕はユヅルの健康と、怪我が深刻ではないことを祈っている。たくさん4回転を跳ぶということは、いつでもリスクが付いてくる。
ユヅルがすぐに回復することを祈りたいし、彼がここで滑れなかったことを一人の人間としてとても残念に思っている。」
今大会で銀メダルを獲得したアダム・リッポンも、ツイッターで羽生の怪我について、早く良くなってほしいと呟いていました。