フィギュアスケート歴代世界最高得点ランキング(男子完全版)

フィギュアスケート男子シングルの歴代世界最高得点ランキングについてまとめてみました。男子完全版と題しまして、ショートプログラム得点フリースケーティング得点総合得点の3種類を網羅していますので、確認用に役立てていただければと思います。最新版をお届できるよう、随時更新しています。




世界最高得点とは

ランキングを発表する前に、まずは世界最高得点の定義について説明することにします。そんなの知ってるよって方はスルーしちゃって下さい。

世界最高得点は、フィギュアスケートの採点方法が6点満点ではなくなった後のスコアが対象となります。6点満点時代も素晴らしい演技は沢山ありましたが、採点形式が違い過ぎるので同じランキングにはできませんよね。

その後も度々基礎点などの採点ルールの変化はありますが、歴代の最高得点のランキングは純粋にその得点でランキングが決まります。

※2018-2019シーズンから、リセットして新たな統計を取ることが発表されました。

2つ気を付けなければいけない点があって、1つ目は対象の大会が限られているということです。

ISU(国際スケート連盟)が指定した大会で出した得点のみが対象となるのです。その対象大会というのは、シニアではオリンピック、世界選手権、欧州選手権、四大陸選手権、グランプリシリーズ、チャレンジャーズシリーズ、国別対抗戦となっています。

なので、テレビで全日本フィギュアを見ていてすごい高得点が出て、世界最高点が出た!!と思っても、歴代ランキングには反映されず、あくまでも参考得点として扱われる訳です。その方が公平さが保てて良いと思います。

2つ目は、今回ご紹介する歴代最高得点ランキングはパーソナルベストが対象で、同じ選手が複数回カウントされないということです。

ちなみに、複数回カウントするランキングでは、同じ選手達が独占する感じになります。世界最高得点を出せるレベルの選手なんて、数人しかいない訳ですから、当然と言えば当然の話かもしれませんね。

男子の世界最高得点の推移


リセット(2017-2018シーズン)以前のフィギュアスケート男子シングルにおける世界最高得点の推移は以下の通りです。

総合得点

2006年2月 トリノオリンピック エフゲニー・プルシェンコ(258.33点)

2008年2月 四大陸選手権 高橋大輔(264.41点)

2011年4月 世界選手権 パトリック・チャン(280.98点)

2013年11月 フランス大会 パトリック・チャン(295.27点)

2015年11月 NHK杯 羽生結弦(322.40点)
ここで初めての300点越えを果たしました。

2015年12月 グランプリファイナル 羽生結弦(330.43点)

ショート

2013年3月 世界選手権 パトリック・チャン(98.37 点)

2013年11月 フランス大会 パトリック・チャン(98.52点)

2013年12月 グランプリファイナル 羽生結弦(99.84点)

2014年2月 ソチオリンピック 羽生結弦(101.45点)

2015年11月 NHK杯 羽生結弦(106.33点)

2015年12月 グランプリファイナル 羽生結弦(110.95点)

2017年9月 オータムクラシック 羽生結弦(112.72点)

フリー

2008年2月 四大陸選手権 高橋大輔(175.84点)

2011年4月 世界選手権 小塚崇彦(180.79点)

2011年4月 世界選手権 パトリック・チャン(187.96点)

2013年11月 フランス大会 パトリック・チャン(196.75点)

2015年11月 NHK杯 羽生結弦(216.07点)

2015年12月 グランプリファイナル 羽生結弦(219.48点)

2017年4月 世界選手権 羽生結弦(223.20点)

歴代世界最高得点ランキング

では、男子シングルの世界最高得点ランキングを見ていきましょう!羽生結弦を始め、日本人選手たちが素晴らしいです。高橋大輔、織田信成が出てきた辺りから一気に日本男子の注目度が変わりましたよね。

総合、SP、FSそれぞれ上位の選手名・得点・記録した大会名を表にしています。

リセット以前

2017-2018シーズン末のリセット時点での世界最高得点ランキングです。
トップである羽生選手の得点は、歴史的記録として残ることになりました。

男子総合点

1羽生結弦330.432015–16 Grand Prix Final
2ネイサン・チェン321.42018 World Championships
3宇野昌磨319.842017 CS Lombardia Trophy
4ハビエル・フェルナンデス314.932016 World Championships
5ボーヤン・ジン303.582017 World Championships
6パトリック・チャン295.272013 Trophée Eric Bompard
7デニス・テン289.462015 Four Continents
8町田樹282.262014 World Championships
9ミハイル・コリヤダ2822017–18 Grand Prix Final
10高橋大輔276.722012 World Team Trophy
11ヴィンセント・ゾウ276.692018 Winter Olympics
12ドミトリー・アリエフ274.062018 European Championships
13ジェイソン・ブラウン273.672017 World Team Trophy
14ハン・ヤン271.552016 Four Continents
15セルゲイ・ヴォロノフ271.122017 NHK Trophy

男子ショート

1羽生結弦112.722017 CS Autumn Classic
2ハビエル・フェルナンデス109.052017 World Championships
3宇野昌磨104.872017 CS Lombardia Trophy
4ネイサン・チェン104.122017 Skate America
5ボーヤン・ジン103.322018 Winter Olympics
6ミハイル・コリヤダ103.132017 Cup of China
7パトリック・チャン102.132017 World Championships
8ドミトリー・アリエフ98.982018 Winter Olympics
9町田樹98.212014 World Championships
10デニス・テン97.612015 Four Continents
11ヴィンセント・ゾウ96.782018 World Championships
12高橋大輔95.552013 NHK Trophy
13マキシム・コフトゥン94.532017 European Championships
14ジェイソン・ブラウン94.322017 World Team Trophy
15キーガン・メッシング932018 World Championships

男子フリー

1羽生結弦223.22017 World Championships
2ネイサン・チェン219.462018 World Championships
3ハビエル・フェルナンデス216.412016 World Championships
4宇野昌磨214.972017 CS Lombardia Trophy
5ボーヤン・ジン204.942017 World Championships
6パトリック・チャン203.992016 Four Continents
7ヴィンセント・ゾウ192.162018 Winter Olympics
8デニス・テン191.852015 Four Continents
9ミハイル・コリヤダ185.272017 Rostelecom Cup
10町田樹184.052014 World Championships
11ドミトリー・アリエフ182.732018 European Championships
12高橋大輔182.722012 World Team Trophy
13ジェイソン・ブラウン182.632016 Skate America
14アダム・リッポン182.282016 Trophée de France
15ハン・ヤン181.982016 Four Continents

2024年度最新版

2018-2019シーズンから新たな統計で世界最高得点が記録されることになりました。

最終確認日:2024年3月6日
※2020-2021シーズンのグランプリシリーズの得点は、公平性を保つため最高得点ランキングには反映されないことがISUから発表されています。2021‐2022シーズンのグランプリシリーズの得点は反映されています。

男子総合点

順位名前大会名日付点数
1Nathan CHENUSAISU Grand Prix Final 2019/202007/12/2019335.3
2Yuzuru HANYUJPNISU GP Skate Canada International 201926/10/2019322.59
3Ilia MALININUSAISU Grand Prix Final 2023/2409/12/2023314.66
4Shoma UNOJPNISU World Championships 202226/03/2022312.48
5Yuma KAGIYAMAJPNXXIV Olympic Winter Games 202210/02/2022310.05
6Adam SIAO HIM FAFRAISU GP Grand Prix de France 202304/11/2023306.78
7Vincent ZHOUUSAISU World Team Trophy 201912/4/2019299.01
8Junhwan CHAKORISU World Championships 202325/3/2023296.03
9Mark KONDRATIUKRUSISU European Championships 202214/01/2022286.56
10Kevin AYMOZFRAISU World Championships 202325/03/2023282.97
11Kao MIURAJPNISU Four Continents Championships 202311/02/2023281.53
12Jason BROWNUSAXXIV Olympic Winter Games 202210/02/2022281.24
13Daniel GRASSLITAXXIV Olympic Winter Games 202210/02/2022278.07
14Keegan MESSINGCANISU Four Continents Championships 202311/02/2023275.57
15Matteo RIZZOITAISU World Team Trophy 202315/04/2023275.36



男子ショート

順位名前大会名日付点数
1Nathan CHENUSAXXIV Olympic Winter Games 202208/02/2022113.97
2Yuzuru HANYUJPNISU Four Continents Championships 202007/02/2020111.82
3Shoma UNOJPNISU World Championships 202224/03/2022109.63
4Yuma KAGIYAMAJPNXXIV Olympic Winter Games 202208/02/2022108.12
5Ilia MALININUSAISU Grand Prix Final 2023/2407/12/2023106.9
6Dmitri ALIEVRUSISU CS 27th Nepela Memorial 201920/09/2019101.49
7Junhwan CHAKORISU World Team Trophy 202313/4/2023101.33
8Kazuki TOMONOJPNISU World Championships 202224/3/2022101.12
9Boyang JINCHNISU CS Lombardia Trophy 201913/09/2019101.09
10Adam SIAO HIM FAFRAISU GP Grand Prix de France 202303/11/2023101.07
11Kevin AYMOZFRAISU World Team Trophy 202313/04/2023100.58
12Vincent ZHOUUSAISU World Team Trophy 201911/04/2019100.51
13Mikhail KOLYADARUSISU European Championships 201924/01/2019100.49
14Andrei MOZALEVRUSISU European Championships 202212/01/202299.76
15Shun SATOJPNISU Four Continents Championships 202401/02/202499.2

男子フリー

順位名前大会名日付点数
1Nathan CHENUSAISU Grand Prix Final 2019/202007/12/2019224.92
2Yuzuru HANYUJPNISU GP Skate Canada International 201926/10/2019212.99
3Yuma KAGIYAMAJPNXXIV Olympic Winter Games 202206/02/2022208.94
4Ilia MALININUSAISU Grand Prix Final 2023/2409/12/2023207.76
5Adam SIAO HIM FAFRAISU GP Cup of China 202311/11/2023207.17
6Shoma UNOJPNISU Grand Prix Final 2022/2310/12/2022204.47
7Vincent ZHOUUSAISU World Team Trophy 201912/4/2019198.5
8Junhwan CHAKORISU World Championships 202325/3/2023196.39
9Kao MIURAJPNISU Four Continents Championships 202311/02/2023189.63
10Keegan MESSINGCANISU Four Continents Championships 202311/02/2023188.87
11Mark KONDRATIUKRUSISU European Championships 202214/01/2022187.5
12Daniel GRASSLITAXXIV Olympic Winter Games 202210/02/2022187.43
13Kevin AYMOZFRAISU World Championships 202325/03/2023187.41
14Matteo RIZZOITAISU World Team Trophy 202315/04/2023187.35
15Jason BROWNUSAISU World Championships 202325/03/2023185.87

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