この間の中華人民共和国全国冬季運動会予選で、ジジュン(李子君)が演技後にリンク上に倒れこみ自力で立ち上がれないという事態が起こった。
スイハン組のツォン・ハンとペンジャン組のハオ・ジャンがリンクの上まで駆けつけ、支えてもらいながらリンクの外へと救助されたようだ。
診断は、重い高山病とのこと。
この大会は、新疆のウルムチ市での開催だった。その会場の標高は1650メートルとなっており、スポーツ選手の高地トレーニングで有名なアメリカのコロラドよりも高地ということになる。
今回の大会で演技中のジジュンリ。
出典:http://www.ts.cn/
今回の件に関しての本人のコメント。
「生涯初めてのリンクでの卒倒、…試合前に体調が悪かったが、頑張って、どうしてもこのプログラムをやり遂げたいと思い、結果はどうあれ、これは自己突破の過程だと自分に言い聞かせた。ご配慮、ありがとう。元気を取り戻した。自分は立派な選手だと信じている。1月に同じリンク、同じ条件で、新疆で再挑戦しようと思う」(引用:新華ニュース)
今は元気になったということで、一安心だが、また1月に同じ場所でやらせるのは可哀想な気がする。
体調不良になった選手は他にもいたようだし、他の場所で開催はできないのだろうか。