今回は、先日ゲイであることをカミングアウトしたアダム・リッポンのインタビューを翻訳してみようと思います。リッポンは、アメリカの男子シングルのフィギュアスケーターとして長い間活躍している選手です。
出典:icenetwork twitter
アダム・リッポンのカミングアウト内容
リッポンは、今回のカミングアウトに至った経緯や思いについて以下のように語っています。
「ゲイであることは、自分を定義つけることではない。自分を定義するのは、母が教えてくれたように皆に敬意を持つことや、常に働き者で親切でいることだ。」
「ソチの前にもカミングアウトすることを考えた。」
「2015年になって、より多くのアスリートがオープンになってきて、自分自身によりオープンであることが文化の一部になった。」
「アスリートがゲイをカミングアウトすることは、より普通のことになったし、大きな問題ではなくなった。特にアスリートのコミュニティでは。仲間が同じ目標に向かって頑張っていることに大きな敬意を持っていて、性に関することはその背景にしか過ぎない。」
「僕は良いロールモデルでありたいと思う。常に自分に素直に、頑張ってきたことを愛している。」
原文:icenetwork ※一部省略、意訳あり
アメリカでは、同性結婚をするカップルも増えていますし、社会全体的にも偏見が減ってきたようです。今回のリッポンのような有名人の告白によって、さらに偏見が減っていくと良いなと思います。
アシュリー・ワグナーのコメント
以前からリッポンと大変仲が良く、「恋人同士なんじゃないか?」と熱愛の噂もあったアシュリー・ワグナーは、今回のカミングアウトについてツイッターで以下のようにコメントしています。
「あなたを誇りに思う。私が知ってる中で、あなたは最も親切で、本物の人の一人。これで十分でしょ。」と。
男性フィギュアスケーターは、オネエなんじゃないかいう噂が珍しくない世界ですが、今回の件に対してフィギュアスケートファンの間では、カミングアウトしたリッポンの思いを尊重したいという肯定的な意見が多いと感じます。