平昌オリンピックにアメリカ代表として男子シングルに出場するヴィンセント・ゾウ(ジョウ)について、両親やライバルについて語ったインタビュー翻訳や、羽生結弦とのエピソードをインスタグラムの画像や動画などを交えつつご紹介したいと思います。
ゾウは、2000年生まれの中国系アメリカ人で、愛称はヴィンスです。
ヴィンセント・ゾウの両親
以下、両親に対する思いを語っていて、育ててくれた親への恩と尊敬が感じられます。
‐両親はあなたのスケートのキャリアにどのような影響を及ぼしましたか?
僕の両親は、アスリートとしてのキャリアに最大の影響を及ぼしています。僕の母親は、ソフトウェアエンジニアでしたが、僕のケアやサポートのために、その仕事を辞めました。僕たちは、勉強やスケート、そして成長における良い時も悪い時も共にくぐり抜けてきました。
僕は両親のサポートと理解に深く感謝しています。彼らは高水準で確実な仕事、そして安定した家庭の中で子育てをすることを望み、中国からの移民一世としてアメリカにきました。僕の家族は、常に僕の傍にいて、僕がポテンシャルを最大限発揮できるように、そしてオリンピックの夢を実現できるようにに背中を押してくれました。
ヴィンセント・ゾウのライバル
以下、ゾウがライバルについて語っています。近くに良きライバルがいるのは素晴らしいことですね。
‐あなたの最大のライバルは誰ですか?それは、友好的なものですか、それとも争い的なものですか?
僕の最大のライバルは、ネイサン・チェンです。彼は、もう一人の若いアジア系で、僕より半年分年上です。僕達の関係はとても友好的で、お互いに能力をとても尊敬し合っています。
僕は小さいときから、ネイサンのスケートをお手本としていつも見ていて、年月をかけて僕はそのギャップを埋めてきました。僕たち2人の名前が試合のエントリーリストに載っているのを初めて見たときは、信じられませんでした。
今や良きライバルで、今後も何年かそういう関係が続いていくことを楽しみにしています。
翻訳元:http://www.nbcolympics.com/news/qa-vincent-zhou-olympic-figure-skating
羽生結弦とヴィンセント・ゾウ
ヴィンセント・ゾウと羽生結弦にまつわるエピソードについて見ていきましょう。
ゾウの4回転ルッツ動画
羽生結弦は、以前テレビのインタビューで5回転について聞かれたときに、「ヴィンセント・ゾウという世界ジュニアで優勝した選手が、手を上げて4回転ルッツを跳ぶんですね」と、ゾウの名前を挙げています。羽生が注目している選手の一人ということですね。
その4回転ルッツの動画がこちら。これはコーチが練習中に撮影したもので、タケノコジャンプ(リッポンルッツ)で4回転ルッツを跳んでいます。
羽生との2ショット画像
羽生とゾウが2ショット写真を撮った時の画像が、ゾウのインスタグラムに載っています。2017年7月のものです。
出典:Vincent Zhou instagram
その写真についていたゾウのコメントの翻訳は以下の通りです。
「やっと伝説の彼に会うことができて、光栄に思います。ユヅルは仕事(スケート)に対する倫理観と完璧な能力で、長年にわたって僕にインスピレーションを与え続けてくれます。今シーズンも応援しています、そして近い将来一緒に戦えることを楽しみにしています。」
オリンピックという夢の舞台で羽生と戦えることになりましたね。